PDCAサイクルとは?誰でもわかる活用方法や改善法をご紹介!【事例付き】

サイト改善
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こんにちは、WEBTACT編集部の梅田です。

「PDCAサイクル」という言葉をお聞きしたことがありますでしょうか?今では一般的になっている「PDCAサイクル」ですが、今更誰かに聞くのも恥ずかしいと思い、その場の雰囲気に合わせて、あいづちを打ってごまかしていませんか?

ということで、今回は「PDCAサイクルの説明」はもちろんのこと、「PDCAサイクルの利用方法」や「PDCAサイクルの具体例」などを詳しくまとめています。

PDCAサイクルって何?どうやって使えばいいの?とお悩みの方はぜひ参考にしてください。

PDCAサイクルの意味と役割

まずは、PDCAサイクルの意味や役割を確認していくために、知っている人はおさらいを兼ねてご説明していきます。

PDCAサイクルの意味とは

PDCAサイクルとは、Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取ったもので、主に業務の改善のために使われる手法の1つです。

もともとは、第二次世界大戦後のエドワード・デミングの講演を聞いた日本人がPDCAを唱えたと言われています。

海外からの改善手法だと勘違いされがちなPDCAサイクルですが、実は日本発ということを覚えておきましょう。

もともとは、生産管理や品質管理(いわゆるISO関連)などの管理業務を継続的に改善していく手法のことでしたが、近年では、日常的な部分からウェブサイトの改善に非常に幅広く役に立てることができるため、改善手法として活用される場面が増えてきています。

PDCAサイクルの意義は失敗を繰り返さないため

「計画→実行→失敗」を何度も繰り返しているだけでは、何度も同じ失敗をする可能性は非常に高いです。「なぜ失敗したのか」と考えることをやらずにしておくと、成功する確率はほとんど上がりません。

PDCAサイクルで重要な要素は「Check(評価)」と「Action(改善)」です。成功・失敗に関わらず必ず評価することで、次への改善に繋げることがPDCAサイクルの肝となります。

このサイクルを繰り返すことで「より大きな成功」を呼び込む可能性を上げることができ、「失敗する可能性」も下げることができます。

定期的かつ高速に回すことが重要

PDCAサイクルがよく勘違いをされることが「1回すれば良いんでしょ?」ということです。サイクルと言われるように「繰り返し」回すことが大前提の改善手法なので注意しましょう。

PDCAサイクルは繰り返し行うことで効果を高めることができる改善手法です。繰り返し行うことで、改善されたモノをPDCAサイクルで検証していくことで、より精度の高い計画が出来上がり、成果が出る施策へと変化していきますので、定期的に回しましょう。

また、ウェブサイト改善に役立てる場合は、高速PDCAを意識して繰り返し行いましょう。ウェブの世界では、常識が変化しやすいので、1年、2年と長い年月を掛けてサイクルを回すと環境に適応できなくなっていきます。

PDCAサイクルを効果的に回すコツ

では、実際にPDCAサイクルを効果的に回すコツについて説明いたします。

1.PDCAサイクルを行う前に明確な目標を用意する

PDCAサイクルにおいて、明確な目標設定は必要不可欠です。明確に目標が設定されていないと、どういった視点から評価をすれば良いのかが、よくわからなくなり、PDCAサイクル自体の存在意義するあやふやになってしまいます。PDCAサイクルを導入したところで、目標がないと意味もないものになってしまいます。

例えば、あるウェブ施策で平均PV数(ページ閲覧数のこと)上がったが、セッション数(サイト流入し、離脱するまでの一連の流れの数のこと)が減少したとしましょう。

ウェブ施策の目標が「平均PV数を上げる」を目標としていた場合はその施策は成功です。しかし、ウェブ施策の目標が「セッション数を上げる」の場合は、ウェブ施策は失敗ということになります。

この場合は、「セッション数を上げる」ためにWeb広告を利用してた場合、セッション数は上げることはできますが、平均PV数は減少する可能性があります。(質のよくないサイト訪問者が訪れるため)

このように、目標の決め方によっては施策の結果が良かったものなのか、悪かったものなのかの判断が大きく異なってきます。PDCAサイクルを実施するときは「何のためにやっているのか」をしっかりと明確に設定しておく必要があります。

2.Plan(計画)

まずは、目標を達成するまでの期限を定めることを一番始めにします。期限を定めることができたなら、それまでにやらなければならないタスクや施策内容、工数などをスケジュールに落とし込むことをしましょう。

また、タスクにかかった時間や、施策を評価するための指標などをあらかじめ決めておくことで、Check(評価)の時に役に立つので、このPlan(計画)の段階で決めておきましょう。

例えば、営業の場合は目標商談時間、商談の目標発言回数、商品を提案回数、目標商談率、目標成約率などを整理して、優先順位を決め計画を立てていきます。

ウェブ施策の場合は、PDCAサイクルのスピード感が改善の鍵を握っているので、日頃から指標の確認をしておく必要があります。

Googleアナリティクスやアドビアナリティクスなどのどちらのサイト改善ツール利用するのか、キーワード抽出ツールはどれを利用するべきなども決めておきます。

3.Do(実行)

ここでは、計画通りに実行していきます。ここでは全ての活動内容を記録として残すことです。Check(評価)の際に記録をみて計画通りにいったことや、うまくいかなかったことなどを評価に利用するため、記録を取ります。

例えば、営業の場合は、実際の商談時間、発言回数、商品提案数、商談率、成約率などの情報が必要となってきます。

ウェブ施策の場合は、データとしてツール内に記録に残りますが、実際のタスク完了までにかかった時間などツール外の活動内容について記録していきます。

4.Check(評価)

Plan(計画)に沿って行えているのか、目標を達成できているのか、もしくは目標の達成できなかった原因は何かを評価していきます。

良かった点・悪かった点の全てを客観的と主観的の両方の視点を持って数値を分析し、結果を調べます。

注意点として、Check(評価)では、成功・失敗関係なく評価を行うことです。成功した場合は、成功要因を洗い出し、次回に役に立てます。失敗の場合は、失敗要因を洗い出し、再計画に役立てます。

5.Action(改善)

Check(評価)を参考にして、成功しているところは継続し、失敗したところは改善していきます。Check(評価)段階で目標に対して施策が正しくないと判断された場合は修正、もしくは中止に至ることもあります。

計画を引き続き実行する場合は、またPDCAサイクルの「Plan(計画)」へと移ります。

PDCAサイクルの失敗要因と推奨方法

「PDCAサイクルを実行しているのに、なかなか効果を得られない!」とお悩みの方は、実は間違ったPDCAサイクルを実行している可能性があります。「PDCAサイクルを1回しかしていない」、「スピード感がない」、「いきなり大きい目標を設定している」などさまざまです。

PDCAサイクルは正しい方法で活用しないと、効果を得ることができませんので、正しいPDCAサイクルの活用方法をご紹介します。

PDCAサイクルを1回しかしていない→継続的に何度も行う

PDCAサイクルのよくある失敗例の1つです。PDCAは1回やれば十分だと考えている人が非常に多いのですが、「PDCAサイクル」と言われているように、回していくものだという認識をする必要があります。

1回のPDCAサイクルを行えば、絶大な効果やすぐに得られることは確率的にも低いため、課題解決の即効性は低いです。

1回のPDCAサイクルでは気づけなかった改善点や課題点が2回、3回と行うことで気づくこともあるので、継続的に何度も行うことが非常に重要です。

スピード感がない→権限を現場にできる限り移す

「せっかくPDCAサイクルを実施することになったのに、全くサイクルできない」という状態に陥っていませんか?この場合は、PDCAサイクルの権限をできる限り現場・担当者に任せることを推奨します。

「Action(改善)をしたいけど、なかなか上司からの許可が下りないからできない」という状態はPDCAサイクルの弊害でしかないので、上司を通しつつ実施するのは直ちにやめます。

そうすると、現場・担当者主導のサイクルが回り始めるので、自然と高速化へと変化していきます。

しかし、PDCAサイクル自体に問題があった場合は対処しなければならないので、上司への「報告」だけを行うようにしてください。

いきなり大きい目標を設定している→小さな目標から設定する

小さな目標からPDCAサイクルをスタートし、徐々に大きな目標へと移行していくのが本来の正しいPDCAサイクルの方法です。

いきなり大きな目標を達成しようとしても、無理があって達成ができなかったり、達成できたとしても正しく評価できない場合があります。このようにならないように、小さな目標からはじめ、少しずつ大きくしていくと良いでしょう。

PDCAサイクルの具体事例

それでは実際のPDCAサイクルの事例を紹介しましょう。

ビジネスシーンでの具体例

まず目標に「ホームページのGoogle検索順位3位以内」と設定します。その目標を達成するために、毎日「事業に関するコンテンツ記事を定期的にアップする」を計画(Plan)します。そして、それを実行(Do)したとします。その後、「ホームページのGoogle検索順位」を評価(Check)します。順位が3位以内なら成功で、目標達成できていなければ失敗とし、なぜ失敗したのかを考え、改善(Action)します。

今回の目標の「検索順位3位」を改めて達成する場合は、改善で「記事同士関連度の強さをあげる」、「SEO設計」、「内部リンクの設置」、「文章改善」、「キーワード見直し」など非常に多く改善点が考えられるので、1つずつ改善点を試していき、PDCAを繰り返し、効果のあった改善に優先順位をつけて判断していきます。決定的なものが発見しない場合は、繰り返しPDCAサイクルを回していきましょう。

日常生活の具体例

日常生活でのPDCAサイクルの具体例として、「ダイエット」を挙げましょう。例えば、目標を「3ヶ月で−5kg」だとすると、Plan(計画)は「1ヶ月あたりの運動量、消費カロリー、摂取カロリーの設定」です。計画通りのDo(実行)をしたと仮定します。そして、実際にどれだけ3ヶ月で痩せたのかをCheck(評価)します。もし、2kgしか減量していなかったら、Action(改善)の出番です。「運動量が少なかった、摂取カロリーが多すぎだった」など考えられるので、見直した後、もう一度Plan(計画)へと移ります。

このように、日常生活でもPDCAサイクルは活用できるので、ぜひ一度日常生活に取り入れて、使いこなしていき、ビジネスにも役に立てていってください。

まとめ

PDCAサイクルはビジネスシーンや日常生活にも使えるフレームワークの1つです。しかし、PDCAサイクルは高速で回すことを前提にしているフレームワークのため、上司の確認が毎回必要な組織体制の場合には、合わないことが多いと考えられます。

現場や担当者レベルでPDCAサイクルを回すからこそ、最大限発揮されるので、目標達成のために権限をできる限り持っている必要があります。

また、PDCAサイクルは1回で終わらせないおくことが非常に重要となっており、繰り返し行うことで、効果を発揮します。

なかなか効果が出ないという方は、PDCAサイクルを何度も回し、継続するか、修正するか、中止するかを決めましょう。

梅田 亮

大阪生まれ大阪育ちの20代。WEBTACT運用の担当者

保有資格一覧
・ウェブ解析士資格
・Googleアナリティクス個人認定資格
・Google広告認定資格

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